
抜け毛でお悩みの皆さん、シャンプー選びばかりに気をとられて、正しいシャンプーの方法を知らないなんてことは無いですよね?
今回は、抜け毛で悩まないための正しいシャンプー法10ステップをご紹介します。
最後まで読めば、どのようにシャンプーをすれば、抜け毛に悩まずに気持ちよくお風呂に入ることができるようになるかが、わかるようになりますよ!
抜け毛を防ぐために正しいシャンプー法が大事な2つの理由
そもそもなぜ抜け毛を防ぐためには正しいシャンプー法が大事なのでしょうか?
その理由は2つあります。
- 抜け毛はシャンプーの時が一番多い
- 頭皮の環境を整えることが抜け毛を防ぐことにつながる
1.抜け毛はシャンプーの時が一番多い
抜け毛の本数は個人差が大きく、1日数本~250本以上の抜け毛があると言われていますが、その抜け毛が1日の生活のうち、どの活動でどの程度の割合起きているかというと、なんとシャンプー時が72%と言われているのです。
さらに、タオルドライ時14%、ドライヤー時13%ということも考えると、抜け毛の99%がシャンプー時に起きている、と言っても過言ではないでしょう。
抜け毛とシャンプーは切っても切り離せない関係にあることがわかりますね。
参考:日本毛根抜け毛研究会
2.頭皮の環境を整えることが抜け毛を防ぐことにつながる
抜け毛を防ぐために正しいシャンプー法が必要な理由の2つ目が、正しいシャンプー法により頭皮環境を整えることが、抜け毛を防ぐことにつながるということです。
頭皮を畑、髪の毛を作物と考えた時に、シャンプーは「作物が育ちやすいようにするための畑の土作り」のための1つ大事な手段ということになります。
荒れた畑にいくら作物の種を蒔いても、芽が出ないか、すぐ枯れてしまいますよね。抜け毛を防ぐためには、きちんとした土づくり(シャンプー)をすることが大事なのです。
抜け毛に悩まないための正しいシャンプー法10ステップ
抜け毛のために正しいシャンプー法が大事であることがわかったところで、正しいシャンプー法10ステップを見ていきましょう。
- 朝シャンはNG!きちんと夜にシャンプーする
- 髪を濡らす前に軽くブラッシングする
- きちんとお湯洗い(予洗い)をする
- シャンプーは手のひらでよく泡立てる
- 頭皮を指の腹でやさしく洗う
- シャンプーはさっと流す
- 頭皮をさけてコンディショナーをつける
- 時間をかけてよくすすぐ
- やさしくタオルドライする
- すばやくドライヤーで乾かす
1.朝シャンはNG!きちんと夜にシャンプーをする
抜け毛を防ぐためには朝シャンはNGです。必ず夜シャンプーするようにしてください。理由は3つあります。
- ほこりや紫外線から頭皮を守るため
- 正しいシャンプー法を守るため
- 成長ホルモンが出る時間帯に頭皮を清潔にしておくため
1.ほこりや紫外線から頭皮を守るため
朝シャンするとほこりや紫外線から頭皮を守ってくれる皮脂が十分にない状態で外に出かけることになってしまいます。
皮脂は頭皮をほこりや紫外線から守る保護膜のような役割も果たしていますが、一度洗い流してしまうと保護膜のようになるまでに4~12時間かかるといわれています。
そのため、出かける直前の朝シャンは絶対に避けましょう。
2.正しいシャンプー法を守るため
忙しい朝の時間にシャンプーをすると、正しいシャンプー法で髪の毛を洗うことがおろそかになります。
正しいシャンプー法を時間をかけておこなうためにも、忙しい朝の時間の朝シャンは避けるようにしましょう。
3.成長ホルモンが出る時間帯に頭皮を清潔にしておくため
夜シャンプーをしないで、朝シャンをすると、成長ホルモンが出る午後10時~午前2時頃に頭皮が清潔ではない状態になります。
抜け毛を防ぎ、髪の成長させるために、成長ホルモンが出る時間帯には頭皮を清潔にしておきましょう。
2.髪を濡らす前に軽くブラッシングする
髪を濡らす前に軽くブラッシングをしましょう。髪についているほこりや汚れを落としてくれるだけでなく、髪の毛の絡まりをほぐしてくれたり、頭皮のマッサージにもつながり、抜け毛を防いでくれます。
3.きちんとお湯洗い(予洗い)をする
つぎに、お湯でしっかり予洗いをしましょう。このお湯洗いで髪の毛の汚れ60%くらいを落とすことが出来ます。予洗いですので、髪の毛を濡らすだけでなく、きちんと洗うことを心がけてください。数分はお湯洗いを行うことをおすすめします。
4.シャンプーは手のひらでよく泡立てる
いよいよシャンプーに手を伸ばします。よく言われることですが、シャンプーは出したまま直接髪の毛につけるのではなく、手のひらでよく泡立ててからつかいましょう。シャンプーを直接地肌につけると、刺激が強すぎて頭皮が荒れる原因になったり、洗い流しの原因になったりします。
5.頭皮を指の腹でやさしく洗う
泡立てたシャンプーを頭皮に乗せたら、指の腹でやさしく洗うようにしてください。地肌をマッサージするように、毛穴の奥の汚れをもみ出すような意識で洗います。爪を立てたり、ガシガシと洗うのはかえって頭皮を傷つけてしまうので、必ず指の腹でやさしく洗うようにしてください。
6.シャンプーはさっと流す
頭皮を指の腹でやさしく洗い終わったら、シャンプーをさっと洗い流します。コンディショナーをつけたあとのすすぎで時間をかけてよくすすぐので、ここはあまり時間をかけずに、シャンプーの泡をきちんと洗い流すことを意識すれば大丈夫です。
7.頭皮をさけてコンディショナーをつける
シャンプーの泡をきちんと洗い流したら、頭皮をさけてコンディショナーをつけます。コンディショナーは髪の毛を保護する目的で使うものなので、頭皮につける必要はありません。頭皮についてしまうと毛穴を塞ぐ原因にもなる可能性があるので、頭皮をさけてコンディショナーをつけましょう。
8.時間をかけてよくすすぐ
最も重要なステップです。コンディショナーをつけおわったら、時間をかけてよくすすぎます。シャンプーの時とは違い、ここはしっかりと時間をかけてよくすすぎます。このすすぎでシャンプーやコンディショナーの洗い流しがあると、頭皮が荒れ、抜け毛の原因となります。時間をかけてじっくりとすすぎを行いましょう。
ちゃんとすすぎをする際のポイントを挙げてみたので、参考にしてみてください。
- 3分を目安にして、しっかり時間をかける
- 生え際や襟足はすすぎ残しが多いので、念入りに
- 頭の側面にもシャワーが当たるように、頭の角度を変えることも忘れずに
9.やさしくタオルドライする
髪の毛をすすぎおわったら、やさしくタオルドライをします。「やさしく」というのがポイントです。タオルドライというと、髪の毛をタオルでゴシゴシと拭き取りがちですが、押し当てて水分を吸収させるだけにしましょう。ゴシゴシしてしまうと、髪の毛を傷つけることにつながります。
タオルドライをすることによって、髪の毛にドライヤーを当てている時間が短くなるので、とれる水分はここでとっておきましょう。
10.すばやくドライヤーで乾かす
タオルドライが終わったら、すばやくドライヤーで髪の毛を完全に乾かします。よくドライヤーを使わずに、髪の毛を生乾きのままにする人がいますが、絶対にドライヤーを使って完全に乾かして下さい。髪の毛を生乾きのままにしておくと、水分が蒸発するときに余分に乾燥するだけではなく、雑菌の温床になり、フケやかゆみの原因となります。
とはいえ、長時間ドライヤーで髪の毛を乾かしていると髪の毛が痛むので、以下のポイントを意識しながらすばやく髪の毛を乾かしましょう。
- 事前にタオルドライである程度の水分をとっておく
- 乾きにくい内側から乾かしていく
- 常にドライヤーを動かしておく
- ある程度乾いてきたら冷風で乾かす
まとめ
抜け毛に悩まないための正しいシャンプー法10ステップを紹介しました。
- 朝シャンはNG!きちんと夜にシャンプーする
- 髪を濡らす前に軽くブラッシングする
- きちんとお湯洗い(予洗い)をする
- シャンプーは手のひらでよく泡立てる
- 頭皮を指の腹でやさしく洗う
- シャンプーはさっと流す
- 頭皮をさけてコンディショナーをつける
- 時間をかけてよくすすぐ
- やさしくタオルドライする
- すばやくドライヤーで乾かす
この10ステップを守って正しくシャンプーをすることで、抜け毛に悩まない明るい生活を送りましょう!