
みなさん、サプリメントの効果について、どれくらい知っていますか?
毎日飲むサプリメントなのに、意外と知らないことも多いのではないでしょうか。
- どの成分に、どんな効果があるの?
- 効果的な飲み方はどのようなものなの?
- 効果的な選び方はあるの?
今回は、これらの3つの疑問にお答えするため、マイサプリメント編集部が、サプリメントの効果・効果的な飲み方・効果的な選び方についてまとめてみました!
1.サプリメントに含まれる成分の効果
サプリメントにはさまざまな成分が含まれていて、それぞれの成分が、色々な効果を持っています。
ここでは、サプリメントに含まれる主な成分の効果について一覧でまとめています。
成分についてのもっと詳しい情報、成分の効果や成分が多く含まれる食品、摂取量の目安などが知りたい方は、マイサプリメントの成分記事をご覧ください。
成分名 (あいうえお順) |
主な効果 |
亜鉛の効果 | 味覚を正常に保つ 皮膚や粘膜の健康維持を助ける タンパク質・核酸の代謝に関与して健康の維持に役立つ |
カルシウムの効果 | 骨や歯の形成 |
鉄の効果 | 赤血球を作る |
銅の効果 | 赤血球の形成を助ける 多くの体内酵素の正常な働きと骨の形成を助ける |
ナイアシンの効果 | 皮膚や粘膜の健康維持を助ける |
パントテン酸の効果 | 皮膚や粘膜の健康維持を助ける |
ビオチンの効果 | 皮膚や粘膜の健康維持を助ける |
ビタミンAの効果 | 夜間の視力の維持を助ける 皮膚や粘膜の健康維持を助ける |
ビタミンB1の効果 | 炭水化物からのエネルギー産生を助ける 皮膚や粘膜の健康維持を助ける |
ビタミンB2の効果 | 皮膚や粘膜の健康維持を助ける |
ビタミンB6の効果 | たんぱく質からのエネルギーの産生を助ける 皮膚や粘膜の健康維持を助ける |
ビタミンB12の効果 | 赤血球の形成を助ける |
ビタミンCの効果 | 皮膚や粘膜の健康維持を助ける 抗酸化作用を持つ |
ビタミンDの効果 | 腸管でのカルシウムの吸収を促進し、骨の形成を助ける |
ビタミンEの効果 | 抗酸化作用により、体内の脂質を酸化から守り、細胞の健康維持を助ける |
マグネシウムの効果 | 骨や歯の形成 多くの体内酵素の正常な働きとエネルギー産生を助ける 血液循環を正常に保つ |
葉酸の効果 | 赤血球の形成を助ける 胎児の正常な発育に寄与する |
2.サプリメントの効果的な飲み方
次に、サプリメントの効果的な飲み方をご紹介します。
サプリメントを効果的に飲むには、つぎの2点に注意する必要があります。
- 効果的な「量」
- 効果的な「タイミング」
1.効果的な「量」を飲む
サプリメントには「1日に飲むべき量の目安」があり、サプリメントのパッケージに記載されていることが多いです。この目安の量を守って飲むのが効果的です。
これらの「目安」は、長い臨床研究やデータに基づいて、公的機関やメーカーが定めた摂取量を基準にしているので、表示を守った飲み方を心がけましょう。
飲む量が足りない場合は、効果を感じにくい程度で済みますが、飲む量が多すぎる場合は、副作用が出る場合もあるので、注意が必要です。
2.効果的な「タイミング」で飲む
飲む量の目安と違い、飲むタイミングはサプリメントのパッケージにかかれていることは少ないですが、特に指定がない場合は、食後30分以内に飲むことをおすすめします。
サプリメントに含まれる各成分には、性質によってより効果を期待できる時間やタイミングがありますが、多くの成分は食後がそのタイミングだからです。
以下にサプリメントに含まれる主な成分の効果が高まることを期待できる時間・タイミングをまとめましたので、参考にしてみてください。
成分名 | 性質 | 飲むべき時間・タイミング |
ビタミンA ビタミンD ビタミンK DHA・EPA コエンザイムQ10 |
脂に溶けやすい | 食事中・食事後すぐ |
ビタミンB群 ビタミンC ビタミンE |
水に溶けやすい・排出されやすい | 食事後すぐ・1日2,3回に分けて |
カルシウム マグネシウム |
アルカリ性で胃酸を中和する | 食事前(食後2〜3時間は避ける) |
3.サプリメントの効果的な選び方
サプリメントを効果的に選ぶには、6つのチェックポイントをきちんと確認するのがおすすめです。6つもポイントをチェックするのが面倒な方には、メーカーだけチェックするという手もあります。
サプリメントを効果的に選ぶ6つのチェックポイント
サプリメントを効果的に選ぶには、サプリメントのラベルなどをよく読み、つぎの6点に注目して選んでみてください。
- 表示マーク
- 成分表示
- 原材料名
- 召し上がり量・召し上がり方
- 利用上の注意
- 問い合わせ先

サプリメントを効果的に選ぶ6つのチェックポイント
1.表示マーク
「特定保健用食品」「栄養補助食品」「機能性表示食品」などのマークが表示されていることがあります。
これらのマークが表示されているサプリメントは、機能性を表示することができるサプリメントで、選ぶ価値があると言えるでしょう。
すべてのマークが機能性を表示するためのマークですが、それぞれのマークはそれぞれ別の意味合いがあるので、注意して見てみることをおすすめします。
表示マーク | 意味 |
特定保健用食品 | 健康の維持増進に役立つことが科学的根拠に基づいて認められ、「コレステロールの吸収を抑える」などの表示が許可されている食品です。 表示されている効果や安全性については国が審査を行い、食品ごとに消費者庁長官が許可しています。 |
栄養補助食品 | 栄養成分の補給のために利用される食品で、栄養成分の機能を表示するものをいいます。 すでに科学的根拠が確認された栄養成分を一定の基準量含む食品であれば、特に届出などをしなくても、国が定めた表現によって機能性を表示することができます。 |
機能性表示食品 | 事業者の責任において、科学的根拠に基づいた機能性を表示した食品です。 販売前に安全性及び機能性の根拠に関する情報などが消費者庁長官へ届け出られたものです。 ただし、特定保健用食品とは異なり、消費者庁長官の個別の許可を受けたものではありません。 |
2.成分表示
表示マークが何もついていないサプリメントについては、食品扱いのため、成分表示は義務付けられておらず、任意となっています。そのため、内容成分とその含有量が明記されていないサプリメントもあります。
しかし、内容成分とその含有量が書かれていないと、必要な成分が十分入っているかがわからないので、内容成分と含有量が明記されているサプリメントを選ぶようにしましょう。
3.原材料名
原材料名はサプリメントへの表示が義務付けられているものです。
原材料名は重量順に書くことが決まりになっているので、多くの添加物が含まれていることがないかなどをチェックし、サプリメントを選ぶ際の参考にしましょう。
4.召し上がり量・召し上がり方
1日に飲むべき量の目安などの飲み方がきちんと書かれているサプリメントを選ぶようにしましょう。
飲むべき量は、サプリメントの効果をきちんと発揮させるために、必要な情報です。
5.利用上の注意
食品アレルギーや妊婦の方への注意書きなど、利用上の注意が書かれています。
サプリメントを飲む際の注意書きがきちんと書かれているサプリメントを選ぶようにしましょう。
6.問い合わせ先
サプリメントによっては、販売元を書くだけでなく、お客様相談室の連絡先やフリーダイヤルを書いているサプリメントもあります。
お問い合わせ先がきちんと書かれているサプリメントを選ぶと、安心ですよね。
メーカーだけチェックしてサプリメントを選ぶ
6つのチェックポイントを確認するのが面倒な方は、メーカーだけチェックして選ぶのもひとつの手です。
サントリーウェルネスやファンケル、やずやなどの大手のサプリメント・健康食品メーカーは6つのポイントをきちんと守っているところが多いので、安心してサプリメントを選ぶことができるでしょう。
まとめ
今回は、以下のサプリメントの効果についての3つの疑問について答えていきました。
- 1.どの成分に、どんな効果があるの?
- 成分によってさまざまな効果がある。
- 2.効果的な飲み方はどのようなものなの?
- サプリメントのパッケージに載っている「飲むべき量の目安」を守る。
- 成分によってことなる「飲むべきタイミング」を守る。基本は「食後30分以内」に飲む。
- 3.効果的な選び方はあるの?
- 6つのポイントをチェックする。
- 1.機能性を表示するためのマークが表示されているサプリメントを選ぶ。
- 2.内容成分と含有量がきちんと書かれているサプリメントを選ぶ。
- 3.原材料名を見て添加物などをチェックする。
- 4.召し上がり量や方法がきちんと書かれているサプリメントを選ぶ。
- 5.利用上の注意がきちんと書かれているサプリメントを選ぶ。
- 6.お問い合わせ先がきちんと書かれているサプリメントを選ぶ。
- 他のポイントをチェックするのが面倒なときは、サントリーウェルネスやファンケル、やずやなどのメーカーの安心度でサプリメントを選ぶ方法もある。
- 6つのポイントをチェックする。
サプリメントの効果や効果的な飲み方・選び方について理解を深めて、楽しく健康的な生活を送りましょう。